超音波診断装置(エコー)

高画質で画面表示の機能を搭載した、超音波画像診断装置です。非侵襲性で患者様への負担
が少なく、手軽に高精細な超音波画像を得られます。エコーはレントゲン画像ではうつらな
い筋肉や、靭帯の損傷、内出血や軟骨、軟部腫瘍等の抽出に優れ、組織の炎症や癒着も観
察できます。また、関節などを動かしながら検査をすることにより組織の動的な評価が可能
になります。

エコーが有用な疾患

  • 肩関節周囲炎、肩腱板損傷
  • 野球肘
  • 腱鞘炎、腱損傷、ばね指
  • 関節リウマチ
  • 肉ばなれ
  • 足関節捻挫、足関節靱帯損傷
  • アキレス腱断裂、アキレス腱炎
  • 手根管症候群、肘部管症候群
  • 軟部腫瘍、ガングリオン

エコーが有用な注射(超音波ガイド下ブロック注射)

神経ブロックや関節内注射は、効果が期待できますが、神経損傷や麻酔薬が血管に入ってしまうリスクがあります。超音波ガイド下にブロック注射をすることにより、それらのリスクを回避し、針先や薬液の広がりをエコーで確認しながら注射をすることで、より治療効果を得ることができます。

当院では、頚部神経根ブロック、肩甲背神経ブロック、腋窩神経ブロック、正中神経ブロック、大腿神経ブロック、関節内注射、ハイドロリリース、筋膜リリースなどをより「安全」「正確」に行うためにエコーを補助的に使用いたします。